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風況マップの活用


風力サイト開発では国内外で提供される風況マップが初期段階で使われています
最初に風況マップで目安をつけて、そこから具体的な検討を行う
最初の道案内という位置づけで活用されます
 
代表的なものは
NEDO局所風況マップ(500m✕500m、但し風配図は5000m✕5000m)
環境省風況マップ(500m✕500m)
3TIER(5000m✕5000m)


 
風況マップはあくまでも目安・参考データ


 風況マップは、実際の観測値を用いたものではありません
風況マップの解像度は500m✕500m等で一律の風速・風向データです
風況マップのデータは実際の風況観測タワーでの計測値と大きく異なる場合は多く散見されます
風況マップで提供される風向・風速データから詳細な風況を構築できますが、元のデータの信頼性に依存しますので、実態と異なる場合はあります

(MASCOTやRIAM-COMPACTを用いたもの) 実際にNEDO風況マップや環境省風況マップから算出した風況データ、あるいは気象モデル(一般的にはGPV-MSM)でも実際の風況観測生データと大きく乖離することがあります
高解像度の風況マップも有償のものが一部に提供されていますが、この正確性も精査が必要です
(注記)当社では上記風況マップで提供される風速値、またはGPV-MSMなどの気象モデルによる1時間値を用いた発電量予測サービスは提供しておりません。発電量予測は風況観測データ(実測)を用いたものでの試算を行っています。予めご了承ください
 
風況マップのデータから詳細な風速分布の作成


風況データの数値自体は参考値として用い、風況シミュレーション技術で計画サイトの「風の強弱」(風速比として)を数十mメッシュで作成することが可能です。
風車の大凡の適地を検討する、風況観測タワーの位置を選定する等の用途で活用されています。
 
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